公益財団法人 スズキ教育文化財団

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奨学生からの手紙Letter from scholars

奨学生の皆さんから届いたお便りを紹介します。(個人的な部分は割愛させていただきました)
スズキ教育文化財団の事務局では、奨学生のみなさん、保護者、先生方からのご意見ご投稿をお待ちしております。
ご意見ご投稿はこちらのメールからお送りください。

8月末に、5日間の情報系インターンシップに参加しました。プログラミング言語を用い、ローコードでアプリケーション開発を行う業務で、具体的には、社員食堂での困りごとを解決するというテーマにインターン生3名と議論し、製品の設計開発体験をしました。企業でDX化が急速に進んでいることを知ることができました。
次に、夏休みに高専スタートアップ教育環境整備事業の一環で、東京大学のオンラインAI講座に参加しました。こちらも5日間でしたが、一般的なデータの予測から話題のChatGPTに用いられる技術まで、東大院生から抗議を受けました。授業の中で実際にAIモデルを作成して順位を競うコンペがあり、惜しくも12位でしたが、理論から実装まで理解できとても勉強になりました。
他にも、NECが主催するイベントに参加しました。このイベントは、セキュリティの知識や技術を駆使して隠されている答えを見つけ出し、時間内に獲得した合計点数を競うコンテストです。このイベントへの参加は初めてで、ヒントを頼りに解いていったのですが、全国の高専生の中で8位になることができました。
春から編入学の勉強のため、吹奏楽の参加は控えていたのですが、勉強へのモチベーションが下がってしまったので再開することにしました。先週の高専祭では、演奏に加えてコロナ禍を経て模擬店の出店できました。フルキャッシュレスの高専祭で学生や来場者共に戸惑うこともありましたが、金融の新しい世の中を体験できました。

アイコン:高専4年 Sさん 高専4年 Sさん

8月末に日本を出発し、スペインでの留学が始まりました。家族や身近な友人から離れ、最初は不安も多くあり新しい土地で上手くいく自信がありませんでした。しかし、スペインに来て3か月ほど経ち、少しずつ生活に慣れてきました。
学業面では新しいことをたくさん経験し、授業の進め方は日本と違うところが多くありますが、履修中の全ての授業でグループワークがあるため、様々な国籍やバックグラウンドの人とつながる機会が多いです。今学期は主にマーケティング分野の授業を履修しており、日本で得た知識や技術をできるだけクラスメイトと共有するようにしています。
留学を経験し、私はとても成長できていると思います。価値観が変わり、今まで目の前にあった当たり前だと思っていたことが、違う世界から見ると当然のことではなかったと気づきます。寂しい時もありますし、辛い思いもしますが、この一年間の留学には価値があると思うと、毎日努力しようとやる気と楽しみが湧きます。

アイコン:大学3年 Kさん 大学3年 Kさん

今年から情報デザイン学科に配属されました。一年次よりも専門科目が増え、日々の勉強がとても面白く感じます。前期には、主に心理学とデザインについて学びました。心理学は以前から興味があり、現在は脳科学と合せて認知や記憶に係る分野を中心に学んでいます。複雑な内容ですが、中には日常生活に役立つ内容もあり、楽しく学習できています。
デザイン面では、手書きの物に加え、プログラミングを用いたアニメーションの製作を行い、様々な手法でデザインについて学んでいます。

アイコン:大学2年 Sさん 大学2年 Sさん

後期になり、数学教師になるという夢に向かって毎日勉強に打ち込んでいます。新たに微分積分や線形代数学などの専門性の高い分野を学ぶ機会が増え、より良い環境のもと学習に専念できています。
別の大学で学んでいた一年を含め、今まで小学生から高校生までの子どもたちの発達段階について勉強していましたが、学ぶうちにもっと幼児期の根本の段階から知りたいと思うようになり、後期から幼児教育専修の授業を受講してみることにしました。
「子育て支援」という授業で最近、「籍を入れずに二児を育てる母親が心身共に疲弊し、育児放棄になりかけている家庭に保育園として何ができるのか、どこまで個人の問題に踏み込んでいくべきなのか」という話を考えました。教員になる上で、初めは幼児期の知識はさほど必要ないと考えていましたが、小中学生の発達段階を考える上で知っておくべきだと知りました。
今後も自分の興味がある分野を、精いっぱい勉強したいです。

私は静岡市の「二十歳の記念式典」という旧成人式の実行委員に選ばれ、日々活動しています。協賛金活動や広報活動、プレゼント企画など、より良い式典にするため話し合いを進めています。私は高校生の頃大きな病気を経験したので、二十歳を迎えられたことが奇跡のようであるので、成人式を迎えられることに感謝したいです。

アイコン:大学1年 Uさん 大学1年 Uさん

来月に高専祭があります。今年はコロナ禍前と同程度の規模での開催が予定されており、高専生一丸となって最高のイベントになるよう準備しています。
後期からメカトロ二クス演習が始まり、現在二輪駆動の四輪車の制御をしています。前期に受講したプログラミング演習で学んだアルゴリズム等を利用し、製品設計に合ったものを作れるようにしたいです。

アイコン:高専2年 Mさん 高専2年 Mさん

先週、修学旅行で九州に行きました。本州以外に旅行に行くのは初めてで、とても楽しかったです。1日目に平和講話を聴きましたが、教科書の中でしか身に着けていない知識がとても浅はかだったと感じました。また、現在でもロシアとウクライナやハマスなどの様々な問題があり、講話を聴いてから、私たちが日本の未来を創る立場にあることを改めて実感しました。
他にも熊本城や長崎のグラバー園に行きました。
もうすぐ期末テストなので、気持ちを切り替えて頑張ります。

アイコン:高校2年 Iさん 高校2年 Iさん

私は、高校の姉妹校であるアメリカの高校への派遣事業に参加したいと考えています。この派遣事業は来年3月に行われるものですが、前回私の高校は受け入れる側で、そのときはホストファミリーになりました。多くのアメリカの生徒と接する機会があり、楽しいことも多かったのですが、同時にリスニングが全くできないことに気づき悔しい思いもしました。そのため私は、アメリカに行き、前回より成長できるよう挑戦したいと思っています。しかし、参加できる人数は限られており、1.、2年生を合わせて26人が対象のところ、学校内で60人の希望者がいました。その選考のため、先日日本語と英語での面接がありました。まだ結果はわかりませんが、楽しくできたので、どのような結果になっても悔いはありません。
ここからすぐ空きが終わり、登下校時の強風に悩まされる時期となりますが、元気に過ごせるよう頑張りたいです。

アイコン:高校2年 Yさん 高校2年 Yさん

11月にハンドボール部の新人戦がありました。前回のインターハイでは県大会出場は叶いませんでしたが、今年は県大会に出場できることになりました。県大会でまず1勝できるよう、引き続き練習に励みたいです。
10月に、広島と京都に修学旅行に行きました。原爆ドームを訪問したり、京都で川下りをしたり、日常では経験できないことをし、楽しい思い出になりました。
もうすぐ受験生になるので、気を引き締めて頑張ります!

アイコン:高校2年 Kさん 高校2年 Kさん

最近は学校で多くの行事が行われ、少し忙しい日々を過ごしています。10月下旬には文化祭があり、私は生徒会で、オープニングムービーの作成やスポットライト係のリーダーを任されました。クラスでは、地元のお菓子屋さんとコラボし、バタどら、最中などの和菓子を販売しました。
そして11月中旬にはマラソン大会があります。コースは5キロで坂が多くとても苦しいですが、昨年は全校女子で3位になることができたので、今年も良い結果を残せるよう毎晩走って準備をしています。
マラソン大会が終わると修学旅行で長崎に行きます。長崎でたくさんのことを学ぶとともに、友人とたくさんの楽しい思い出を作りたいです。
正直、人間関係の面でも勉強面でも詰め詰めの状態で辛い時もありますが、支援してくださっている方がいること、応援してくれる母がいることが大きな励みになっています。これからも感謝を忘れず努力したいです。

アイコン:高校2年 Fさん 高校2年 Fさん

高校生活も折り返しを迎えました。新たなクラスにも慣れ、高校3年生でもクラスを共にする仲間とはとても仲良くしています。もう少しで修学旅行があるので、全力で友達との時間を楽しみたいです。
部活動の弓道では、全国大会につながる大きな大会がありました。悔しくも県大会で敗退してしまいましたが、部活動も残り短い時間しか取り組めないので、日々の稽古を大切にしていきます。

アイコン:高校2年 Mさん 高校2年 Mさん