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奨学生からの手紙Letter from scholars
奨学生の皆さんから届いたお便りを紹介します。(個人的な部分は割愛させていただきました)
スズキ教育文化財団の事務局では、奨学生のみなさん、保護者、先生方からのご意見ご投稿をお待ちしております。
ご意見ご投稿はこちらのメールからお送りください。
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大学は後期に入り、前期と比べて対面で行われる講義が増えました。教授や友人たちと会うことができるようになり、直接会ってコミュニケーションをとれることの大切さと嬉しさを感じています。また、学科専門科目の講義が本格的に始まり、自分の好きなことを学べる楽しさを実感しています。難しく思う部分もありますが、自分の目標に向けてしっかり努力し、自分の好きなことにも一生懸命取り組んでいきたいです。
私はグローバルに活躍できる社会人になるという夢を実現するために、4月から地元である静岡を離れ、秋田県で大学生活を過ごしています。春学期では主に英語能力を高めるための授業を行っていました。春学期で身についた力を活かして、この秋学期では数学やコンピューターリテラシーなど、英語での専門授業を少しずつ受けています。毎日の課題やテスト、エッセイのタスクは大変ですが、これらすべては自分たちの成長につながりますし、コンポジションの授業で習っているCMの批判的分析や総合論争エッセイの書き方は、将来会社でレポートを書くときに役立つと信じています。また、この秋学期では、学生会本部の活動として、外部講師の講演会の企画運営を頑張ってきました。他方では、春から続けているアルバイト先で昇進でき、現在マネージャーになるための勉強もしています。大変な日もありますが、大学生活とアルバイトを両立しながら、毎日の生活を送っています。
3年生の夏休みは、隣の地球惑星環境学科の野外調査の授業全てに参加したり、自分の学科の巡検に参加したり、昨年度も参加させていただいた国立天文台のサマースチューデントプログラムというものに参加し、銀河の観測的研究の体験をさせていただいたりと、忙しくも大変有意義な時間を過ごしました。
国立天文台のサマースチューデントプログラムでは、遠方銀河の観測的研究をされている先生のもとで、「極金属欠乏銀河=Extreme Metal Poor Galaxy(EMPG)」と呼ばれる不思議な銀河について、面分光と呼ばれる、写真のように分光データ面で取得できるすばる望遠鏡の装置を使って観測したデータを使い解析し、EMPGの形成や進化を探るという研究体験をさせていただきました。初めて銀河の観測的研究の体験ができとても楽しかったので、今後天文学の観測を使った研究をしたいと強く考えるようになりました。
また、夏休みに行った環境学科の野外調査が楽しかったので、後期からは野外調査の授業で得られたサンプルやデータをもとに、研究体験を行う環境学実習や、微生物などに関する生物多様性実習を履修しています。私の学科では、地物実験という、回路・熱真空・弾性体・分光・偏光顕微鏡の5つについて学ぶ実験の授業が始まり、平日は毎日実習・実験をし、色々な手法や原理を学んでいます。前期は物理学科と同じ物理の授業ばかりでしたが、後期は自分の好きな地学の授業が多く、勉強を頑張っています。地学の勉強ははかどりますが、基礎知識となる物理や数学の知識がかなり浅いので、来年の院試に向けても入試問題を解くなどし、基礎知識である物理や数学を身に着けたいです。
4月に1、2年生合同で入学式があり、参加してきました。
そしてその翌日から、全授業の7割程度対面で授業が始まりましたが、3度目の緊急事態宣言により実験以外はオンライン授業に戻ってしまいました。ウィルスひとつで大変な世の中になってしまったなと、改めて感じました。
新型コロナウィルスが猛威を振るっている現状ですが、いつの日か自粛期間が増えて逆に良かったと思えるよう、今を頑張っていきたいと思います。
対面での授業が始まってから、授業や学科控室で同じ学科の人と交流することが多くなり、授業以外の時間に物理のことについて教えてもらったり、オンラインでゼミを開いて地学や惑星のことを勉強したりできるようになったので、大学生活が楽しいものに戻りつつあります。授業の内容も、3年生で学ぶ物理は2年生で学んだものに比べて具体的で、より実用に近い科目が増えてきました。実用的な物理を学ぶためには、今までの授業内容が大事ということに気づかされたので、今後の研究に使うため、来年の院試に受かるため、適宜これまで学んだことを復習していきたいです。
新年度が始まり、研究室へ配属されました。奨学金を申請する際、大学でやりたいこととして「電磁波工学実験室で研究をしたい」と述べさせていただきましたが、無事、電磁波工学実験室へ入ることができました。現在では、毎日論文を読んだり、実験を行ったりと忙しい日々を過ごしていますが、とても充実しています。
昨年度はコロナの影響で学校に通うことが困難で、オンライン授業への不慣れさや、級友に会うことができず、やるせない気持ちで終わってしまいましたが、今年度は研究を中心に頑張りたいと思います。
年が明け、振袖を着て写真を撮るだけで済ませてしまいましたが、成人祝いをしてもらいました。このご時世のため、母校の同窓会は中止となりましたが、友人数人と成人式当日に会うことができ、嬉しかったです。改めてこの20年間、多くの人に支えられてきたのだと実感しました。特に両親は、幼いころから私が「やりたい」といったことを尊重し、応援してきてくれました。こうして東京で一人暮らしをして大学に通えているのも両親のおかげであることを忘れずに、日々を過ごしていきたいです。
さて、3年生に進級し、ゼミが始まりました。様々なゼミがあり迷いましたが、入学当初から北朝鮮の拉致問題に関心を持ち、国際関係を研究したいと考えていたため、国際問題について議論するゼミに入りました。まだ始まったばかりですが、様々な人の考えに触れることができ、刺激になっています。周りのレベルの高さに圧倒されることもありますが、互いに切磋琢磨し合いながら議論を深めていけたらと思います。
また、現在「ジャーナリズム実践論」という授業を履修しています。現役新聞記者の方が実際に記事をどう書くのか、そして学生たちが書いた記事を添削してくださるという大変貴重な機会で、毎週様々な発見があり、興味深いです。将来の職業についてはまだはっきりしていませんが、この授業を参考にじっくり考えていきたいと思います。
ついにコロナ禍での生活も1年を超えてしまい、振返ってみるとこの1年は、学習面でも精神面でもなかなか思うようにいかなかったと感じます。1年間ずっとオンライン授業が続き、講義室に赴いて講義を受けることで学習のリズムが形成されていた私にとっては、勉強に集中することが難しい1年でした。日常生活でも在宅での活動が基本となっていて、アルバイトの塾講師以外ではほぼ外出もせず、単調な日々を送ることが非常に億劫になってきました。
そんな中でこの春休みから研究室が始まり、日常生活が動き始めました。今のところは、1年間で鈍った体を慣らすことに非常に苦労しています。私が配属された研究室は、主に心臓関連の細胞の研究を行っており、新しく入ってくる膨大な量の知識を吸収することが大変です。ただ、この1年で感じることのなかった新鮮味に触れられることが、非常に良い経験になっており、近々個人の研究テーマをいただけるということで、より一層精進しなければいけないなと、気が引き締まる思いです。
私はTOEICテストを控えており、目標点を決めて学習に取り組んでいます。春休みから計画を立て進めてきたものの、学校での授業が始まってからは、春休みよりも学習時間が減ってしまい不安な気持ちになっています。今年の夏休みには、日商簿記検定の取得を目指し注力したいため、今回のTOEICテストで目標点に達し、資格勉強の一端の区切りにしたいと考えております。
緊急事態宣言が出ている中、制限はありますが部活動を行うことができています。活動中止の他大学も多い中、私の大学は感染対策をしながら練習を行えているので、活動できることに感謝し、最後まで頑張りたいと思います。
また、学校ではゼミを対面で行うことができ、学食も再開しており、充実した日々を送っています。ゼミではグループ研究を進めるために毎日論文を読んでおり、とても忙しくなってきています。これから本格的に就活が始まるので、時間管理には一層気を付けたいと思います。