活動報告 report
- 公益財団法人 スズキ教育文化財団
- 活動報告
- 第7回特別支援学校支援事業寄贈式を開催
2026.02.18
2月3日に、「第7回特別支援学校支援事業寄贈式」を開催しました。
今年度は、33校の静岡県内特別支援学校PTA様へ、児童・生徒の皆さんが学校で使用する工作機械、運動器具、楽器などを寄贈いたします。寄贈式には、ご来賓の静岡県教育委員会 教育監 小野田様、同 事務局 特別支援教育課 課長 山村様をはじめ、PTA代表者や学校関係者など84名の皆様に出席いただきました。
寄贈式では、財団理事長の鈴木俊宏(スズキ株式会社代表取締役社長)が、今年で7回目を迎える当事業が浸透してきたことの実感と、寄贈物品の幅が広がり、様々な場面で児童・生徒のため有意義に活用されていることへの喜びを伝えました。大きな変革期を迎えた社会が自動車業界に及ぼす影響にも言及し、従来の枠にとらわれず、常に新たなチャレンジを続けていくことを目指すと強調しました。さらに、スズキ株式会社や関係会社で働く県内特別支援学校卒業生にも触れ、「日々、その姿を目にしますが、皆さんの一生懸命な働きぶりは大変頼もしいものです。きっとご家庭や学校生活の中でそれぞれ温かいサポートを受けて成長されてきたことでしょう。様々な立場や状況の方々が一緒に笑顔で共に働き、生活している風景がどこででもみられる社会になることを願います。」と挨拶しました。
続いて、寄贈先を代表して、静岡県立東部特別支援学校伊豆高原分校PTA会長の大川様に目録を贈呈しました。
その後、寄贈先を代表して、静岡県立東部特別支援学校校長の佐々木様よりご挨拶をいただきました。「特別支援学校の幼児・児童・生徒の教育的ニーズは様々ですので、一人ひとりに合わせた支援は多種多様になります。そのような中、スズキ教育文化財団様のご支援は大変大きく、この寄贈により児童生徒の成長はもちろんですが教職員の前向きな教育実践に繋がっています。」と述べ、本校・分校を含めたこれまでの寄贈品が、障害のある子どもたちの教育上のニーズに対し効果的に活用されている事例を具体的にお話しいただきました。
続いて、ご来賓の静岡県教育委員会 教育監 小野田様からは、本事業の寄贈物品について「子どもたちの学びや日常生活をより豊かにし、可能性を広げる重要な役割を果たしている」とのお言葉をいただきました。現在静岡県で実現を目指す教育の基本理念や教育委員会が推進する共生教育の方針にも触れられ、「特別支援学校において、一人ひとりの個性や能力を最大限に伸ばし、社会と繋がる力を育むことが求められています。本日賜りました物品は、子どもたちの笑顔と自信、そして新たな挑戦への一歩に繋がることを願っております。」と締めくくられました。
また、ご来賓の静岡県教育委員会事務局 特別支援教育課 課長 山村様からは、静岡県における特別支援教育の現状や今後について紹介いただきました。新設校の整備や共生教育の推進を挙げ、「今後10年間の特別支援教育の方向性を全県で共有するとともに、この教育の推進を加速させていきたいと考えております。」と見通しを語られました。
交流会では、今年も特別支援学校の卒業生たちが働いている「スズキ農園」のイチゴをご用意し、過年度寄贈物品の活用状況の発表を聞きながら、召し上がっていただきました。
発表校は3校。静岡県立東部特別支援学校より「オミ・ビスタ」、静岡県立中央特別支援学校より「遮光テント」、静岡県立浜松特別支援学校磐田分校より「エアポリンフラット」について、それぞれご発表いただきました。子どもたちのニーズに合わせて工夫され、効果的に活用されている様子を写真や動画を交えてお話しいただきました。
また、今回も販売会社の協力のもと、過去に寄贈実績のある製品の活用事例の紹介を行いました。実機を用いたデモ会場もご用意し、参加者の皆様に体験いただきました。
最後に、スズキ株式会社やスズキの関係会社で活躍している卒業生たちの様子を紹介させていただきました。今回は、関係会社で働く県内特別支援学校卒業生も登壇。仕事のやりがいや働くために必要なこと等をお話しし、和気あいあいとした雰囲気の中、閉会となりました。
今回の発表をはじめ、各学校から提出いただいている報告書から、寄贈物品を様々に工夫しながら使用していただいている様子がよくわかりました。当財団は、子どもたちの成長と笑顔に繋がるお手伝いができるよう、今後も現場のお声を聞きながら、時代の流れにフィットした支援を目指してまいります。