公益財団法人 スズキ教育文化財団

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奨学生からの手紙Letter from scholars

奨学生の皆さんから届いたお便りを紹介します。(個人的な部分は割愛させていただきました)
スズキ教育文化財団の事務局では、奨学生のみなさん、保護者、先生方からのご意見ご投稿をお待ちしております。
ご意見ご投稿はこちらのメールからお送りください。

私は9月下旬に内定通知をいただくことができました。将来何になりたいか考える中で、私は奨学生の皆さんのスピーチを思い出しました。進路という大きな壁を前に、自分が好きでやりたい事やこうなりたいと強い気持ちで真摯に向き合う姿を思い出したのです。私も将来は何か人の助けになれる仕事に就きたいというざっくりとした夢でしたが、就職活動をする中で暮らしのライフラインを守る仕事に就きたいと考えました。現在は進路が決まっていますが、勉強に力を入れ頑張っています。社会に出てからも勉強を続けていかなければなりませんが、友達と机をくっつけて教え合ったり、国語や数学を教わることはもうないと思います。だから、今しかできないことを大切にしたいです。
最近学校では、1日のつく日に自由参加でオフィスカジュアルで登校できます。静岡での取り組みは私の学校が初めてなので、とても興味深いです。制服と違い、着こなしの幅が広いおかげで体温調整がしやすく、そういった面でもとても気に入っています。私の会社では制服ではなく私服での勤務なので、予行練習の機会ができたのもうれしいです。
最後になりますが、この度もご支援いただきありがとうございました。奨学金を通じ奨学生の皆さんに会えたことも、私の中では大切な宝物です。

アイコン:高校3年 Fさん 高校3年 Fさん

私は大学院試に合格し、来年から大学院に進学することになりました。現在所属している研究室で来年以降も引き続き勉強や研究をしていきます。院試には合格しましたが、まずは大学を卒業できないと意味がないので、そのための卒業研究に取り組んでいるところです。私が所属する研究室では、卒論のテーマを決める時期が9月に入ってからであり、他の研究室と比べかなり遅かったので、進捗としてはまだまだですが、まずは形にできるように頑張っています。研究という初めての取り組みですが、現時点で興味のある分野を見つけることができたので、大変ながらも有意義な時間を過ごしています。
コロナで始まった大学生活の4年間、個人としては大学編入をした中でも変わらず支援いただきありがとうございました。大学院に進学してからも良い流れが続くように、残り数か月の大学生活を過ごしていきたいです。

アイコン:大学4年 Iさん 大学4年 Iさん

ベルギーから帰国し半年が過ぎようとしています。ベルギーでの毎日は日本と全く違い、今ではあの日々は夢だったのではと感じています。現在は卒業論文の完成を目指し、アルバイトやサークルの間に勉強に励んでいます。
卒業論文では北朝鮮の拉致問題をテーマとし、小泉政権と安倍政権の違いを分析しようと考えています。なかなか自分が求める情報が見つからず苦労していますが、自分の納得がいく論文となるよう取り組んでいきます。
アルバイトは留学前にも行っていた個人飲食店でのホールスタッフと、知るカフェという大学生・大学院生限定のカフェでスタッフをしています。コロナ禍が落ち着きどちらも客足が戻りつつあり、忙しくもありますがお客様や同僚とのコミュニケーションを楽しみながら、卒業まで元気に働きたいと思います。
サークルは、日本に戻ってからインカレ(他大学の人も入れる)ダンススクールに入りました。初心者のためなかなか覚えられず、周りに迷惑をかけてしまいましたが先日無事に学園祭にて公演出ることができました。社会人になっても趣味として楽しみたいと思います。
学生生活も残りわずかですが、勉強やアルバイト、サークル、旅行など、学生にしかできないことを楽しみ悔いのないようにしたいです。

アイコン:大学4年 Sさん 大学4年 Sさん

4年生の前期から夏休みにかけ就職活動を終えましたが、今度は卒業制作に追われています。卒業制作ではチョークイベントとチョークホルダーを扱っており、今はチョークホルダーの試作段階が終わろうというところです。これまでに学んだことの集大成として制作を行いたい半面、自由にテーマやコンセプトを設定して制作できる最後の機会でもあるので、今までやってこなかったことにもチャレンジしたいと考えています。今までの制作と同様立体物を制作するのですが、素材や細かな形状の調節など、これまで手を付けていなかった部分にも気を配っています。
また、展示やプレゼンに苦手意識があったのですが、卒業制作では悔いを残さないよう万全の準備をして、実演をする点字にもチャレンジしたいと思っています。先週の中間発表では、先生方が「自分がアクセルを踏むべきところで踏めるように」とおっしゃっていました。これから試作の仕上げと展示内容の精査に入りますが、苦手意識があった展示の部分でしっかりアクセルを踏み進めるよう気を引き締めたいです。
卒業を間近に控えている今、学生生活を振り返ると色々なことが思い出されます。コロナ禍で入学式もできず区切りの無いまま始まった大学生活は、最初こそずっと家に引きこもって課題をやり続ける状態でしたが、後期からは学校に通えるようになり、やっと友達や先生方と顔を合わせることができました。一方でコロナによる行動制限は厳しく4年生になるまで続きましたが、卒業までの半年間はほぼ規制の無い中で過ごすことができ嬉しく思っています。特に規制が緩くなり有難かったのは交友関係です。今までも友達とは仲良くしていましたが、マスクやパーテーションが無くなったことで更に距離が縮まったように感じます。話の内容がしっかり伝わること、一緒にご飯を食べること、相手の表情が読み取れることがコミュニケーションにおいて重要であることを身をもって実感できました。
そして私がこの4年間安心して大学生活を送ることができたのは、財団のご支援のおかげです。高校生の頃から数えると、もう7年のお付き合いとなります。言葉にするととても長くて驚きますが、体感ではあっという間でした。そんな7年間、私の学生生活を支えていただき本当にありがとうございました。残り少ない学生生活も無駄にならないよう、様々なことに全力で取り組んでいきます。

アイコン:大学4年 Iさん 大学4年 Iさん

大学生活も残り半年を切り、三年半過ごした日々を懐かしく思うようになりました。コロナ禍とともに始まった大学生活ではありましたが、このように懐かしく思えるような日々を過ごせたことを嬉しく思っています。
現在は就職活動を終え、卒論の執筆を行い、卒業準備を進めています。経営工学を扱うゼミにて、プロジェクトマネジメント分野のセルフプロジェクトマネジメントに関して研究をしています。これまで個人として目標を掲げ挑戦することは多くありましたが、成功することばかりではありませんでした。これから先、会社組織にて行うプロジェクト、個人で行うプロジェクトにおいて目標達成に向けてどのようにプロジェクトを管理すべきなのかを研究し、自身に活かしていきたいと考えています。
学生生活をしながらこの近況報告をすることも残りわずかですが、社会人となっても皆様への感謝の気持ちを忘れることなく過ごしていきたいと思います。

アイコン:大学4年 Iさん 大学4年 Iさん

早いもので、財団の奨学金をいただけることになったことを知った日から四年の月日が経ちました。これが最後の近況報告のお手紙だと思うと、寂しい気持ちがこみ上げてきます。あの日から少しは成長できたのか自問自答しながらも、皆様のご支援と期待に応えるため、より一層精進していきます。
大学生活も終わりに近づいてきました。前期に中学校実習と教員採用試験を終え、後期に教員採用試験の合格通知をいただきほっと一息つく間もなく、日々の授業や課題、卒業論文に勤しんでいます。大学4年にもなり、少しは時間と心に余裕ができると思いきや、色々なものに追われる毎日です。この大学生活が終わりに近づいていることを思い出すと、楽しかった日々が胸をよぎり、「もっとこうしたかった」「あれがしたかった」という思いも湧き上がってきます。
来年度からは大学院での生活が待っています。今よりも大変なことや難しいことがあると思いますが、これまで積み重ねてきたものを忘れずに、自分の目指す教育の実現のため、これからも努力し成長していきます。

アイコン:大学4年 Sさん 大学4年 Sさん

私は現在、公立大学に進学することを目標に勉強に励んでいます。学校生活では、体育祭と校外研修の最後の行事が終わり、3年生全員がそれぞれの進路に向かって努力しています。体育祭では綱引きと長縄に出場し、他学年とも協力して楽しく活動することができました。陸上部として競技の審判や手伝いとして運営に参加することもでき、とても良い経験になりました。
校外研修では、ナガシマスパーランドに行きました。クラスメイトと過ごしたバスの車内や、アトラクションに乗って叫んだ時間はとても楽しく、クラスの絆が深まりました。その瞬間が今の勉強の励みになっています。
最近は、塾の授業や自習室に行くことで学校の後でも自分の苦手な分野の学習に集中して取り組むことができています。学校の中間テストでも成績を伸ばすことができ、少しずつ自分の成長を感じています。受験に向け、着実に自分の学力を向上させられるようにより精進したいと思います。

アイコン:高校3年 Sさん 高校3年 Sさん

今週末に高校の文化祭があります。文化祭ではたくさんの野菜や花、パン、そして各クラス、部活の出店があります。私のクラスでは、ハンバーガーを販売します。私は調理担当になり、大量調理のプレッシャーと、任せてもらった責任感と嬉しさで胸が高鳴っています。また、ハンバーガーのレンコンの薄さや味付けのスパイスに力を入れました。クラスのみんなが美味しいと言ってくれ、調理担当になって本当に良かったと感じています。私にはもう一つ重要な役割があり、所属する茶道部でお茶会を開催します。部長としてお点前はもちろん、和菓子の考案、部員のコミュニケーション、本番のシフト作りなどたくさんのことに追われ、充実した日々を過ごしています。

アイコン:高校3年 Aさん 高校3年 Aさん

私はずっと英語が好きだったこともあり、英語を使う仕事をしたいと言い続けてきましたが、特定の職種に興味を持ったことはありませんでした。ですが、改めて将来について考えているうちに、研究の分野に進みたいと思うようになりました。先日出席した懇親会で、たくさんの人が研究者を目指していることを知り、研究の分野が身近に感じることができるようになったのも、人生を変える判断ができた一つの理由だと思います。研究と一括りに言っても様々あると思いますが、私は誰かの人生を守り照らしたいです。そのため、この夢を見つけてから将来的に臨床・研究・教育機関である大学病院に勤めるため、第一志望を国立大学の医学部に変更しました。今まで文系科目のみを勉強していたため、私は理系教科が全くできません。模試の結果もひどいもので受けるたびに現実を思い知りますが、やれるところまでやってみようと思います!

アイコン:高校3年 Tさん 高校3年 Tさん

2024年になり、共通テストも終わりました。僕は自己ベストの点数をとりましたが、今年は平均点が高く自己採点の判定は良いものではありませんでした。担任の先生との面談では、私立大学も1つ合格しているので、第一志望の公立大学へチャレンジしようという決断をしました。残り約1か月間はとても苦しい日々だと思いますが、目標として「自分と向き合う」というテーマを設定しました。共通テストまでの自分は、本当の自分から逃げていたと感じます。できない自分を素直に認めてあげる、そんな1か月にしていきたいです。
高校生活も2月になれば自由登校となり、クラスのみんなに会える機会がほとんどなくなります。1月もあと1週間と少しなので、友人ともっと話したいです。

アイコン:高校3年 Bさん 高校3年 Bさん